メンバーインタビュー

メンバーの未来を創るマネージャーへ。IT未経験新卒一期生の挑戦

事業部統括マネージャー
玉城翔子(2010年入社)
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Web領域から社会人生活をスタートし、今はマーケティング領域のマネージャーとして活躍する玉城翔子。彼女の「これまで」と「これから」のキャリアにスポットをあてました。

メンバーの未来を創るマネージャーへ。IT未経験新卒一期生の挑戦

玉城翔子は、初めてITにふれた瞬間、みずからが進むべき道を確信しました。憧れだったアパレル業界に向かって踏み出そうとしていた矢先の大きな方針転換であり、大胆すぎる挑戦でした。
自分のPCすら持ったことがないまま、IT企業のSENZOKU LAB.の門を叩いた日から12年。マーケティング領域のマネージャーとなった玉城は今、チャレンジを支える側に立ち、悩めるメンバーを導いています。
直感を信じ突き進んだ彼女の「進化のプロセス」と、自分に続くメンバーへの想いを聞きました。

玉城翔子

2010年4月、SENZOKU LAB.新卒第一期生として入社。当初はアパレル業界を志望していたものの、ある出来事をきっかけに未経験でIT業界に飛び込んだ。Web制作を10年経験した後、マーケターに転身。同部門のマネージャーとしても活躍している。出身地・久米島の手作り文化を受け継ぎ、自宅ではキムチや味噌を手作りする一面も。

アパレルからITへ――卒業間際の大方向転換

玉城さんはSENZOKU LAB.新卒一期生だそうですね。最初からIT系に絞って就職活動を?

いえ、私はアパレル系の専門学校に通っていて、当初はショップ店員として働くことを目指していました。進路を変えたのは、まさに就職活動のまっただ中。ショッピングモールにテナントとして入っているファッションブランドの面接日が決まり、本番に向けて面接練習していたタイミングでした。

きっかけは、専門学校の授業でアパレルショップのWebサイトを制作したこと。初めてIT技術にふれた瞬間、「楽しい!自分がやりたい仕事はこれだ!」と直感したんです。そこから、未経験でも採用してくれるIT企業を探して、新たに就職活動を始めました。

とはいっても、それまではアパレル業界でキャリアを築いていくつもりだったので、プライベートのパソコンすら持っていない状態。自分が持っているのは、「やってみたい」という情熱だけ。未経験者を採用してくれる企業があるかどうかすら、わからない中での大きな方向転換でした。

その方向転換後の活動中に、SENZOKU LAB.に出合ったんですね。

ほとんどのIT企業が、ある程度のレベルの知識とスキルを求める中で、当時設立4年目だったSENZOKU LAB.は「経験より意欲を重視して育てていく」という方針を打ち出す、数少ない存在でした。それに、お会いした社員の皆さんが例外なく楽しそうで、すごくいきいきと働いていたんです。

実は、沖縄県外での就職も視野に入れ、東京にあるIT企業の説明会にも行ったんです。でも、ハイレベルで、競争意識むき出しのような雰囲気が自分にはどうも合わなくて…。私もできれば、SENZOKU LAB.の皆さんのように働きたいと思って、入社を決めました。

離島のご出身と聞きました。離れて暮らすご家族の反応はいかがでしたか?

高校を卒業してすぐ、沖縄本島で一人暮らししながらアルバイトと専門学校通いを両立していました。もちろん、学費や家賃は仕送りしてもらっていましたが、比較的早く独り立ちしていたほうかと思います。そのおかげか、家族は私の意思を尊重して、余計な口は出さずに応援してくれました。

家族の応援のありがたさが身にしみたのは、就職してからでした。車のローンもあり、「自分の力でライフラインを維持しなければ」と必死で…。会社もまだ走り出したばかりでしたし、今の落ち着いた環境からは想像もできないほどハードな働き方をしていました。
それでも、やりたくて仕方なかった仕事は、やっぱりおもしろかった。辞めたいとかつらいとか思ったことは一度もありません。会社の成長と自分の成長をリンクして感じられる時期でしたね。

仕事の割り振りはメンバーの未来像を思い浮かべながら

入社後は、どんな仕事からスタートしたのでしょう。

入社当時は本当に何もできなくて、タイピング練習から始めたんですよ(笑)。まさにゼロから、手取り足取り教えてもらいました。そこから少しずつ、自社のWebサイトをさわらせてもらえるようになり、やがて大規模クライアントのチームに配属されました。

入社当初、何の実績もないときに信頼して仕事を任せてくれた上長や、まるで上司かのように新人の私を教え導いてくれたクライアントには、本当に感謝しかありません。とりわけ、当時のクライアントには、仕事の進め方や考え方など、ビジネスの基本を教えていただきました。「クライアントに鍛えていただいたおかげで今の私がある」といっても過言ではないですね。

今は、マーケティング領域に携わられているそうですね。

HTMLコーダーを2年経験後、Webディレクターとなり、途中からチームリーダーも兼任しながら7年間従事。直近2年は、マーケティング領域にシフトしています。

マーケティング領域へのチャレンジは、当時の私の状況を見た上長からの声掛けで実現したんです。その頃は、入社から10年にわたってWebに携わり続けていたからか、自分のスキルは伸び悩み、価値も頭打ちになっている実感がありました。新たなチャレンジのおかげで、自分の視野を広げることができましたね。
それに、やってみたら思った以上におもしろかった。私は、元々分析したり、ロジックを作ったりするのが好きなタイプなので、「もしかしたらWebより自分に合っているかも」と思いながら仕事に取り組んでいます。

マネジメントも担当されているとのこと。どんな意識でメンバーと接していますか?

私自身が現場で手を動かす仕事は年々減っていて、クライアントの要望をヒアリングして大方針を立てたり、ニーズを満たした成果物を作れるよう旗振りしたりする仕事が多くを占めるようになりました。現在は、27人のメンバーが所属するプロジェクトチームのマネージャーを務めています。

マネジメントをする際に心掛けているのは、できるだけわかりやすく、なおかつ具体的に指示を出すこと。というのも、かつて私の指示の出し方が原因で、メンバーとギスギスしてしまった経験があるんです。

メンバーのやる気を引き出そうと思って「主体的に動こう」と呼びかけたところ、メンバーには「リーダーに頼らないで」と解釈されてしまい、リーダーである私も参加しなくてはならない大切な会議に呼ばれなくなってしまったんです。自分の意見を伝えるときは、相手の立場を考えて言葉を尽くす。その必要性を痛感した出来事でした。
その後、メンバーとはよく話をして、わかり合うことができました。今では、とても良い関係を築けています。

失敗から学び、メンバーとの関係性も改善されているなんて、すばらしいです。

その失敗を機に、「メンバーのことをもっと深く知ろう」と努めるようになりました。
仕事を割り振る上で、メンバーが今何に悩んでいるのか、どんなキャリアプランを描いているのかといった情報はとても重要。メンバーみんなの希望が叶うように、一人ひとりの2年後、3年後を想像しながら仕事を段階的にお願いするようにしています。

あとは、Web領域とマーケティング領域で、マネジメントの仕方を変えるように意識しています。自分の希望で進む道を決め、具体的な将来像を描いている人が多いWeb部門に対し、元々はオペレーションチームだったメンバーが、部署を異動し構成されたマーケティング部門には、まだ明確なキャリアプランを定められていない人も少なからずいます。
前者には、「こんなエンジニアになってほしい」「こういうことにチャレンジしてほしい」と期待を伝えます。後者には彼らの悩みに寄り添い、キャリアを描く段階からサポートしていますね。

うれしいのはクライアントの信頼獲得とメンバーの成長

仕事にやりがいを感じる瞬間を教えてください。

クライアントから信頼を得ることが最大のやりがいになります。Webを担当していた頃は、「この仕事は玉城さんにやってもらいたい」とご指名いただく機会も多く、とても幸せでした。

一方で、マネージャーとしては、メンバーの成長を実感したときでしょうか。キャリアプランを定められずにいたメンバーが、「フロントで活躍するWebディレクターになりたい」「いずれはマーケターになって戦略立案から携わってみたい」などと具体的な希望を伝えてくれたり、みずから進んで新しいことにチャレンジしてくれたりすると、自分のこと以上にうれしくなります。

マーケティングの領域でも、クライアントの信頼を得る存在になれたらいいですね。

今の私はまだ、クライアントの要望に即答できないことが多くて、くやしく思っています。クライアントが望むことにはすべて応えられるよう、自分のレベルを上げていきたいですね。

新しい分野への挑戦など、「大変だな…」と感じるときにはどうやって乗り越えていますか?

仕事を始めたばかりの頃、仕事やそれに付随する悩みをすべて一人で抱え込んでしまい、結果として納期に間に合わせられず、何度もつらい思いをしました。
そのようなことは、最近でこそ少なくなりましたが、自分はどちらかというと背負い込みやすいタイプ。今は意識してメンバーを頼るようにしていて、自分の負担を分散し、背負い込みすぎないようにしています。メンバーのレベルに応じて責任ある仕事を委ねていくと、結果的にメンバーの成長も促せるので、一石二鳥ですね。

メンバーの人間関係におけるもどかしさや難しさは、私から「お互いに本音で話そう」と呼びかけるなど、意識的にオープンコミュニケーションを図って乗り越えています。「もやもやは翌日まで持ち越さない」のが自分のスタイルです。

あとは、プライベートで韓国のドラマを見ること。クライアント様に教えていただいたのをきっかけに見始めたら、日本のドラマとはまた違うおもしろさがあって、すっかりハマってしまいました。今では、何よりの気分転換になっています。

最後に、SENZOKU LAB.への応募を検討している方にメッセージをお願いします。

SENZOKU LAB.は、一人ひとりが持つポテンシャルを見いだし、期待して育ててくれる会社です。
Webもマーケティングも、日進月歩でめまぐるしく変化する領域ではありますが、意欲さえあれば必ず成長できるはず。現時点で持っているスキルや経験からできることを考えるよりも、「新しいことにチャレンジしたい」という熱意がある人に、ぜひジョインしてほしいですね。いっしょに働ける日を楽しみにしています!

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